アモルファスシリコン太陽電池の特徴

シリコン太陽電池ですが、これまで結晶系の太陽電池である単結晶シリコンと多結晶シリコンについて見てきました。しかし、シリコン太陽電池には大別してもう一種類あります。それはアモルファス系と呼ばれる太陽電池です。

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アモルファスという聞き慣れない単語ですが、和訳すると「無定形の」という意味になり、結晶学的には、非晶質、非結晶のことを指します。アモルファスシリコンの原子配列は、先に紹介した結晶シリコンとは異なり、不規則な表面の形をしています。そのため、結晶シリコンに比較して、光と格子の相互作用が大きいのがその特徴と言えます。結果的により多くの光を吸収することができるので、アモルファスシリコン太陽電池では薄膜化が可能になります。

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具体的には1µm以下の膜厚で発電することができ、金属やプラスチックを基板として使用することによって、可とう性をもつ太陽電池として使えるのです。さらに結晶系太陽電池のようにセルを切ってつなぐ方式とは異なり、セルの形成と同時に複数個のセルを直列に接続することが可能なため、多様な電圧の太陽電池が容易に作れるのも優れた特徴の一つと言えましょう。



また、ガラスやステンレス、フィルムなど、基盤になる素材は非常に多様性に富んでおり、その形状も、丸いものや四角だけでなく、もっと複雑な形にも対応させられますので、これまでにない形状の太陽電池を作ることが可能です。電卓や置き時計、ガーデンライトやセンサライトなどに使用されたり、カーアクセサリなどのカー用品、バッテリーチャージャーや携帯電話などのモバイル機器にも使われています。